データサイエンティスト(仮)

元素粒子論博士。今はデータサイエンティスト(仮)。

Ubuntu 16.04LTSにTexを入れる

ちょっとした自分用メモです。

経緯

最近、個人でGPU環境などを持っておきたいと思って、自宅のPCを新調しました。そのついでにデュアルブートUbuntu 16.04 LTSを入れ、そこで諸々環境を構築しています。それとは独立に最近、個人的な事情でTeX環境も整備しとく必要が出てきたのですが、今までLinuxTeXの環境を作ったことがなかったので、ここにメモ書きとして残しておきます。

環境(PC and TeX

手順

なにはともあれ、apt-getをupgrade

sudoが必要かどうかは今までどういうセットアップしてきたかに依存すると思います。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

TeX Liveのインストール

Fullで入れると3GBくらいあって結構時間がかかるので、気長に待ちましょう。

$ sudo apt-get install texlive-full

エディタ

UbuntuTeX Liveを使うときは何を使うとやりやすいかイマイチわかりません。私は何も設定していないとEmacsが起動するようになっていました。探してみると以下のページでKileというものを導入していたので、ここではそれを入れてみます。
www.kochi-struct-dynamics.rgr.jp

素直にapt-getでインストールします。

$ sudo apt-get install kile kile-l10n okular
Kileの設定

コマンドラインでkileと打つとKileが起動します。上部の設定からConfigure Kileを選択し、ツールのビルドにあるもののいくつかを変更します。
f:id:tekenuko:20180627222856p:plain
f:id:tekenuko:20180627222913p:plain

  • LaTeX
    • コマンド platex
    • オプション -synctex=1 -interaction=nonstopmode '%source'
  • DVItoPDF(デフォルトから変更しない)
    • コマンド dvipdfmx
    • オプション '%S.dvi'
  • ForwordPDF(デフォルトから変更しない)
    • コマンド okular
    • オプション --unique '%absolute_target'
  • BiBTeX
    • コマンド pbibtex
    • オプション '%S'
  • QuickBuild
    • ツールQuickBuildの設定を選択の部分がLaTeX+DVItoPDF+ForwordPDFとなるように下の全般の部分に適宜追加

これで、何かTeX fileを開いてQuickBuildすれば、TeX fileじたいに問題がなければコンパイルが通るはずです。エディタ周りは使いながら検討していきます。