R Notebookを使えるようにしてみる
動機
最近、R Notebookが少し話題になっていました。自分はまだ使ったことがなかったので、この機会にR Notebookを導入してみようと思いました。
R Notebookとは
RStudio上でインタラクティブに作成できるNotebookです。RMarkdownで書くJupyter notebookというイメージかなと思います。
以前からRStudioにはRMarkdownでレポートを作成する機能は付いていました。実際に自分も業務で活用しています。RMarkdownは便利なのですが、毎回knitrを実行する必要があり、小さいカタマリの挙動をチェックするのにはあまり向いていません。レポート作成のためのテスト段階で、小さくサイクルを回せる某notebookのような機能があれば、よりレポート作成が捗りそうです。
そんな要望に答えるのが、R Notebookです。
R Notebookを使う方法
- RMarkdownのページから、RStudio Previewへのリンク(RStudio Preview – RStudio)があるので、RStudio Previewのサイトへ
- RStudio Preview(2016/10/09時点ではv1.0.35が最新)をインストール
- RStudioで{rmarkdown}のgithub版を入れる
# devtoolsがインストールされていなかったらdevtoolsを先に入れる install.packages("devtools", dependencies = TRUE) # RMarkdownのインストール devtools::install_github("rstudio/rmarkdown")
- “File - R Notebook”を選択すると、サンプルのNotebookが出現
以下のようなサンプルが出てきます(自分はAppearanceとかをいじっているので、画面が暗めです)。
ためしにplot(cars)を実行してみると...
実行結果がすぐ下に現れます。実際にはコンソールに送られた内容をchunk(RMarkdownのRコードを書くところ)以下に表示しているようです。
参考ページ
RMarkdownのページと、RMarkdownのナレッジを持っている方のサイトを参考にしました。
- R Notebooks(RMarkdownのサイトのNotebookのページ)
- RStudioで R Notebook機能を試してみる
ここでは、インストールまで行いました。プライベートや業務で使ってみて、よい知見があったら公開していきたいと思っています。